楽天は4日、スマートフォンやパソコン向けのゲーム事業に参入したと発表した。ゲームサイト「ラクテンゲームズ」を開設し、インターネット上で、基本無料で気軽に遊べるようにした。米国のベンチャー企業と楽天が共同で立ち上げた同社の子会社がゲームの開発や運用などを担当する。若い世代を取り込んで、ネット通販「楽天市場」など他のサービスの利用にもつなげる狙い。
4日の提供開始時点では、「パックマン」や「ワルキューレの冒険」などバンダイナムコエンターテインメントの懐かしの名作のキャラクターを使ったゲームなど15タイトルが並ぶ。インターネットの閲覧ソフト「ブラウザー」上で遊べるため、スマートフォンやパソコンなど端末を問わず、アプリケーションのダウンロードも不要で、気軽に始めることができる。
ブラウザー上のゲームは、1990年代のインターネットの初期からある技術で、特にスマートフォンのゲームでは、専用アプリで遊ぶのが主流になっている。しかし、ラクテンゲームズは、動画に適したプログラミング言語「HTML5」を使ったゲームの開発に強みを持つ米国のベンチャー企業「ブラックストームラブズ」の技術を活用しており、ゲーム専用アプリと同レベルの動きや画面表示を実現したという。
楽天は、本業のインターネットショッピングサイト「楽天市場」事業で競合から追い上げられている。ゲーム事業の本格参入で、これまでの楽天市場の主な客層と異なる、10~20代のゲーム利用者層を顧客基盤に取り込む考えだ。
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